2020年02月25日に『登録有形文化財』のプレートが設置されました。
寿丸屋敷 店蔵、主屋 (白石市) 河北新報
白石市中心部の中町にたたずみ、近代和風住宅の姿を今に伝える。「寿丸(すまる)」
の屋号で知られた豪商渡辺家の屋敷で、木造平屋の主屋は1921年ごろの建 築。入り
母屋造りに書院座敷や 居間、納屋など8室、玄関脇に洋室の応接間を備える。64年
に2階を増築した。土蔵造りの店蔵は切り妻屋根で明治後期に建てられた。商店街に
面し、城下町の風情を漂わせる。99年に所有者が取り壊しを検討したが市民の保存
運動が実のり市に寄付。現在は多様な催事や「白石和紙」の展示でにぎわう。管理
運営する白石まちづくり会社の吉見光宣社長は「地域の宝として認められた意義を
踏まえ、 白石の観光や文化の伝承にも役立てたい」と力を込める。